まっくろせかい - 零版

幻想的〝芸術解題〟集

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高橋葉介と公然の秘密(?)


『ミステリマガジン』 では現在、高橋葉介の漫画 『 “人外”な彼女 』 が連載されていて、
今年3月号から始まった連載も最新の9月号ですでに第7話を数えるまでになっています。

で、賢明なミステリマガジンの読者の皆さんなら、もうとっく気づいている人もたくさんいて、
あえて口に出したりせず、心の内だけでやんわりと楽しんでいることとは思いますが、
じつは、この連載にはちょっとした秘密の仕掛けがあって、私もつい最近気がついたんですけど、
毎号必ず169ページから始まっているんですよね。
つまり、いちいち目次を見なくても一発で 『 “人外”な彼女 』 のページが開けるというわけです。

「 そんなこたぁ皆知ってるよ。鬼の首でも獲ったみてぇに自慢しやがって!」とか言われそうな感じですが、
まぁそこは誰も読まない(?)マイナーあんぐらブログということでネタバレ許してもらいたいス。



高橋葉介は、ずっと昔(それこそ30年くらい前)から知ってましたが、
ここ最近また読みたくなって、Amazonで中古買ったり、図書館で借りたりしています。

やっぱり一番面白かったのは 『 夢幻紳士 逢魔篇 』 でダントツ。
あと、「 手の目 」 が活躍する 『 もののけ草紙 壱 』 。

なかでも 『 もののけ草紙 壱 』 では、「 手の目 」 のセリフで

「 あばよ坊ちゃん 運命に流されるのも逆らうのも どうせちょんの間の影絵芝居だ 」
っていうのがあって、これがいい!

「 ちょんの間 」 は、少しのあいだという意味にも取れるけど、
おそらくは 小さな一戸建て風に造られた売春宿のことで、同じような宿がたくさん並んで街のようになっている。

人生なんて所詮は売春宿で男女が演じる一夜の戯れ程度のものにすぎない、という
気持ちいいくらい楽天的・没世俗的な心の持ちように、 「 手の目 」 姐さんの生き様の原点があるようにも思えます。
このセリフを思い出せば、生きていく中で少しくらいは辛さをしのげる場面もあるかもしれない。
力が抜けている分、汎用性が高い処世訓(?)になっていると思います。



まぁ最近は私のつまらない人生もいちだんと馬鹿げてきている。
からんでくるのはみんな俗物ばかり。

たまには 『 “人外”な彼女 』 のお話みたいに、「 人ならぬ存在 」 がチョッカイでもかけてきてくれれば、
少しは面白いかもしれないと思ってもみる。
でももちろん、そんなことを本気で望んでいたらロクなことにはならないというのが
この手のお話のお約束であると、わかってはいるつもりなのですけどもね。





  1. 2014/08/14(木) 23:36:07|
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